7/15 (木) ䷗ 地雷復(ちらいふく) 上爻四爻

【運勢】‬
復はかえるの意味である。これから段々と運気がよくなっていく。
しかし、もう手遅れになるほど危険な位置に居ることに気づく必要がある。正しいことをすることに迷っていたら、取り返しのつかないことが起こる。
ただ、上爻と四爻が今日の爻辞であり、四爻もふまえると、他の人に流されずに戻ることもできるはずである。之卦で考えると火雷噬嗑であるので悪循環をかみつぶすことも出来よう。全てが自身一人の行動にかかっている。


【原文】
《卦辭》
復は亨(とほ)る。出入疾(つつが)なく、朋(とも)來たりて咎めなし。その道に反復す。七日にして來復す。往くところ有るによろし。
彖(たん)に曰(い)はく、複は亨(とほ)る。剛反るなり。動いて順を以て行ふ。ここを以て出入疾(つつが)なく、朋(とも)來たりて咎めなし。「その道に反復す。七日にして來復す」とは、天の行なり。「往くところ有るによろし」とは、剛長ずるなり。復はそれ天地の心を見るか。
象に曰はく、雷地中に在るは復。先王以て至日に關(せき)を閉(と)づ。商旅(しょうりょ)は行かず。后は方を省みず


《爻辭》
〈上爻〉
上六。謎復す。凶にして、災眚(さいせい)有り。用って師(いくさ)を行(や)るに、終(つい)に大敗有り。其の國君を以てすれば、凶なり。十年に至りて征すること克わず。
象に曰はく、迷復の凶は、君道に反すればなり。
〈四爻〉
六四。中行獨復す。
象に曰はく、中行獨復すとは、以て道に從うなり。


【解釋】
《卦辭》
〔王弼、東涯の解釋〕
復はかえるの意󠄃味である。ひとつ前の
剝の上爻にあった陽爻が初爻に帰ったということである。一陽来復、また盛んになろうとしている。陰陽の運行が他の妨害を受けず、順調であるから、何か事をなすのに良い時期である。


《爻辭》
〔王弼の爻辞〕
〈上爻〉
最も復の後の処にいる。是は迷う者である。迷い以て、復を求める。故に迷復という。このようにして戦って勝ことは難しい。最後には必ず敗北する。之を国で用いるのなら、くんしの道に外れている。大敗の復は、斯勢を量る也。復に十年かけたとしても、征することができない。
〈四爻〉
四爻の上下どちらにも二陰があって、厥中の処にいる。其の位を得て、初爻と応じている。独り復の処に復するのである。道に従い、物を犯すことがない。故に「中行獨復す。」という。

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