10/9(土) ䷕ 山火賁(さんかひ) 上爻二爻

10/9(土) ䷕ 山火賁(さんかひ) 上爻二爻

【運勢】

賁は、飾ることである。

無理に飾る必要がないとき。飾らず、自然なままでも大丈夫。

飾ろうとしたとしても、違和感のないようなものにするべき。

【原文】

《卦辭》

賁は、亨る。小しく往く攸有るに利あり。

彖に曰はく、賁は亨る。柔來たりて剛を文る。故に亨る。剛を分かちて上りて柔を文る。故に小しく往く攸有るに利あり。天文なり。文明にして以て止まるは、人文なり。天文を觀て以て時變を察し、人文を觀て以て天下を化成す。

象に曰はく、山の下に火有るは、賁なり。君子以て庶政を明らかにし、敢へて獄を折むること无し。

《爻辭》

〈上爻〉

上九は、白く賁る。咎无し。

象に曰はく、白く賁る、咎无しとは、上、志を得るなり。

〈二爻〉

六二は、其の須を賁る。

象に曰はく、其の須を賁るとは、上と與に興るなり。

【解釈】

〔王弼の解釈〕

《卦辭》

剛柔分かたざれば、文何に由りてか生ず。故に坤の上六、來たりて二の位に居る。柔來たりて剛を文るの義也。柔來たりて剛を文り、位に居りて中を得。是を以て亨る。乾の九二、分かちて上位に居る。剛を分かちて上りて柔を文るの義也。剛上りて柔を文り、中の位を得ず、柔來たりて剛を文るの若くならず。故に小しく往く攸有るに利あり。

《爻辭》

〈上爻〉

飾の終に處り、飾終に素なるに反る。故に其れ質素を任ず。文飾を勞せずして、咎がない。白を以て飾と爲し、而して心配ない。志を得る者である。

〈二爻〉

其の位を得て応じていない。三もまた応じるところがない。共に応じる者がいないので親しくなって、一緒になる。須の物爲るや、上にして附くものである。其の履む所に循ひ、以て上に附く。故に其の須を賁るという。

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