7/5(火) ䷕ 山火賁(さんかひ) 二爻初爻
【運勢】
装いを整え、己の価値を高めるのに良い時。
誠実さが大切である。外面を気にし、内実が伴わない様ではいけない。
秩序を重んじ五徳を堅く守ると良い。
賢人の教えに従い、やるべき事を地道に進めて行く事が大切である。
【結果】䷕◎二⚪︎初
山火賁(さんかひ) 二爻初爻
《卦辭》
[上爻 少陽][五爻 少陰][四爻 少陰]
[三爻 少陽][二爻 老陰][初爻 老陽]
《爻辭》
[二爻 優先][初爻]
【原文】
《卦辭》
賁は、亨る。小しく往く攸有るに利し。彖に曰く、賁は亨る。柔來たりて剛を文る。故に亨る。剛を分かちて上りて柔を文る。故に小しく往く攸有るに利し。天文なり。文明にして以て止まるは、人文なり。天文を觀て以て時變を察し、人文を觀て以て天下を化成す。
象に曰く、山の下に火有るは、賁なり。君子以て庶政を明らかにし、敢へて獄を折むることなし。
《爻辭》
[二爻 優先]
六二。其の須を賁る。
象に曰く、其の須を賁るとは、上と與に興るなり。
[初爻]
初九。其の趾を賁る。車を舍てて徒す。象に曰く、車を舍てて徒すとは、義として乘らざるなり。
【解釋】
〔王弼の解釋〕
《卦辭》
剛柔分かたざれば、文何に由りてか生ず。故に坤の上六、來たりて二の位に居る。柔來たりて剛を文るの義なり。柔來たりて剛を文り、位に居りて中を得。是を以て亨る。乾の九二、分かちて上位に居る。剛を分かちて上りて柔を文るの義なり。剛上りて柔を文り、中の位を得ず、柔來たりて剛を文るの若くならず。故に小しく往く攸有るに利し。
《爻辭》
[二爻 優先]
其の位を得て應ずるなし。三も亦た應ずるなし。倶に應ずるなくして比しみ、近くして相得る者なり。須の物爲るや、上にして附く者なり。其の履む所に循ひ、以て上に附く。故に其の須を賁ると曰ふなり。
[初爻]
賁の始めに在り、剛を以て下に處り。无位に居り、不義なるを棄つ。夫の徒歩するに安んじ、以て其の志に從ふ者なり。故に其の趾を飾る。車を舍てて徒す。義として乘らざるの謂ふなり。