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春川の岩根隠れてたゆたへば
をちなる浪ぞ澄みて聞こゆる
令和8年4月30日 中島玄人
```— 詠 唱 —
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具体的な情景
春の川、見えぬ岩根のゆらぎ
春の川の底に、水面からは見えない岩根が沈んでいる。その岩根のまわりで水はゆったりとたゆたい、流れを内側から静かに揺らす。やがてその揺れは川面へと伝わり、さざ波となって遠くへ広がってゆく。春の大気のなか、その浪の音だけが澄んで、かすかに聞こえてくる。
春川の 岩根隠れて たゆたへば
をちなる浪ぞ 澄みて聞こゆる
をちなる浪ぞ 澄みて聞こゆる
川底の岩根は目には映らない。しかし水はその存在を知っており、触れるたびにたゆたい、その波紋を遠くまで伝える。見えないものが、見えるものを動かす。春の川はその一瞬を、澄んだ浪の音として届ける。
抽象的な意味
歴史は人格の連鎖である
歴史は人格の連鎖である。文明はこの連鎖を基盤として成立し、日本は神武創業以来、天皇と皇室において、その連続性を最も純粋な形で保持してきた。
岩根隠れて たゆたへば
をちなる浪ぞ 澄みて聞こゆる
をちなる浪ぞ 澄みて聞こゆる
川底に沈む岩根は、時代の表舞台には現れぬ人格の連鎖を象る。水はその連鎖にたゆたい、文明の流れとなる。そして遠く澄んで聞こえる浪の音は、神武創業以来、天皇と皇室において純粋に受け継がれてきた連続性そのものの声である。見えぬものが、すべてを支えている。
令和8年4月30日
中島玄人
中島玄人