11/19(金) ䷕ 山火賁(さんかひ) 五爻四爻

11/19(金) 山火賁(さんかひ) 五爻四爻


【運勢】
外面ばかり気にして、内実が伴わない様ではいけない。
何事も迅速に対応し、誠実さ力強さを全面に出す事が大切である。
相手に感謝を伝える時は簡素で良い、率直な気持ちが伝わるだろう。


【結果】
䷕◎⚪︎
山火賁(さんかひ) 五爻四爻
《卦辭》
[上爻 少陽][五爻 老陰][四爻 老陰]
[三爻 少陽][二爻 少陰][初爻 少陽]
《爻辭》
[五爻 優先][四爻]


【原文】
《卦辭》
賁は、亨る。小しく往く攸有るに利あり。
彖に曰はく、賁は亨る。柔來たりて剛を文る。故に亨る。剛を分かちて上りて柔を文る。故に小しく往く攸有るに利あり。天文なり。文明にして以て止まるは、人文なり。天文を觀て以て時變を察し、人文を觀て以て天下を化成す。
象に曰はく、山の下に火有るは、賁なり。君子以て庶政を明らかにし、敢へて獄を折むること无し。


《爻辭》
[五爻 優先]
六五。丘園を賁る。束帛戔戔たり。吝なれども終に吉。
象に曰く、六五の吉は、喜び有るなり。
[四爻]
六四。賁如、皤如す。白馬翰如す。寇するに匪ず、婚媾す。
象に曰く、六四。位に當りて疑ふなり。寇するに匪ず、婚媾すとは、終に尤なきなり。


【解釋】
〔王弼の解釋〕
《卦辭》
剛柔分かたざれば、文何に由りてか生ず。故に坤の上六、來たりて二の位に居る。柔來たりて剛を文るの義也。柔來たりて剛を文り、位に居りて中を得。是を以て亨る。乾の九二、分かちて上位に居る。剛を分かちて上りて柔を文るの義也。剛上りて柔を文り、中の位を得ず、柔來たりて剛を文るの若くならず。故に小しく往く攸有るに利あり。


《爻辭》
[五爻 優先]
尊位を得ている。飾の主である。飾の盛たる者である。物に飾を施せば、其の道害はるる也。丘園に飾を施せば、盛なること焉より大なるは莫し。故に束帛を賁る。丘園乃ち落たり。丘園を賁る、束帛乃ち戔戔たり。用て儉なるを過ぐる莫く、泰んじて能く約やかなり。故に必ず吝なり、乃ち終に吉を得るのである。
[四爻]
初、在るに應ずる有りて、三、閡ざされ己を寇となす。二、志相感ずと雖も、通亨するを獲ず。静を欲すれば則ち初の應ずるを疑ひ、進を欲すれば則ち三の難きを懼る。故に或ひは飾、或ひは素。内には懷疑し懼るるなり。其の馬を鮮潔し、翰如たりて以て待つ。正しき位を履むと雖も、未だ敢へて其の志を果たさざるなり。三、剛猛なりて、未だ輕んじ犯すべからず。寇するに匪ず、乃ち婚すれば、終に尤なきなり。

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