5/24日 ☳☶ 雷山小過 上爻

小過は亨る。貞に利ろし。小事に可にして、大事に可ならず。飛鳥之れが音を遺す。上るに宜しからず、下るに宜し。大吉。上六。遇はずして之に過ぐ。飛鳥之に離る、凶。是を災眚(さいせい)と謂ふ。

小過は陰の過ぎたること、少し過ぎたことの意󠄃である。

小さなことをするのは良いが、大きなことをしてはならない。

昇ろうとするのは良くないが、降ろうとするのは良い。

この卦の形は☵を二倍にしたようであり、その形は大きな鳥が羽ばたいているように見える。

そこで空を飛ぶ鳥の話になる。

鳥が姿が見えないほど高く飛んでいるから、これ以上高く飛ぶべきでないというのである。

上爻は陰が過ぎる、徳のないものが究極まで来てしまったということである。

ついに遇うべき人にも遇えなかった。

飛ぶ鳥が網に引っかかるようなことになる。

凶であり、災いというべきである。

早急に己の言動を反省すべきである。

自己の能力が不足しているので、周りの為に行動をする事は困難。

周りに助けてもらう時期を逃してしまったため、物事を良い方に進める事は出来ない。

慢心を続けるのなら、災いを招くだろう。

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