8/17(水) ䷠ 天山遯(てんざんとん) 上爻二爻
【運勢】
困難が間近に迫る時。
心の余裕を保つ事が大切である。
周りの意見に惑わされてはいけない。正しいと思う道を信じて進むと良い。
何事も中途半端は良くない。
最後までやり遂げ、価値ある結果を得る事が大切である。
【結果】䷠◎上⚪︎二
天山遯(てんざんとん) 上爻二爻
《卦辭》
[上爻 老陽][五爻 少陽][四爻 少陽]
[三爻 少陽][二爻 老陰][初爻 少陰]
《爻辭》
[上爻 優先][二爻]
【原文】
《卦辭》
遯は亨る。小しく貞に利し。
彖に曰く、遯は亨るとは、遯れて亨るなり。剛位に當りて應ず、時と與に行くなり。小しく貞に利しとは、浸して長ずるなり。遯の時義大なるや。
象に曰く、天の下に山有るは遯なり。君子以て小人を遠ざけ、惡うせずして嚴にす。
《爻辭》
[上爻 優先]
上九。肥遯す、利しからざることなし。
象に曰く、肥遯す、利あらざるなしとは、疑ふ所なきなり。
[二爻]
六二。之を執ふるに黃牛の革を用てす。之を勝げて説くことなし。
象に曰く、執ふるに黃牛を用てすとは、志を固うするなり。
【解釋】
〔王弼、通解の解釋〕
《卦辭》
遯の義なるや、遯るれば乃ち通ずるなり。五を謂ふなり。剛位に當りて應ず。亢を否ぐに非ざるなり。遯れて亢を否がず。よく時と與に行ふ者なり。陰道浸して長ぜんと欲す。正道もまた未だ全く滅びず。故に小しく貞に利しなり。天の下に山有り、陰長の象なり。
《爻辭》
[上爻 優先]
最も外の極に處り、内に應ずるなし。超然として志を絶ち、心に疑ひ顧みるなし。憂患累ぬること能はず、矰繳及ぶこと能はず。是を以て肥遯す、利あらざるなしなり。
[二爻]
内に居り中に處り、遯の主なり。物皆遯る。己のみ何を以て之を固くす。能く理を中にし順を厚くするの道を執り、以て之を固くするが若きなり。則ち之を勝げて説くことなし。