6/11日 ䷛ 澤風大過 四爻

《運勢》

周りから信頼される様になり、必要とされる。

多少の負担はあるが、一つずつこなしていく事が大切である。

志に於いては、内面が大切だが、上手く統率していく為には、外面を磨く必要がある。

《原文》

大過(たいくわ)は棟(むね)撓(たわ)む。往(ゆ)くところ有るによろし。亨(とほ)る。彖(たん)に曰(い)はく、大過は大なるもの過󠄃ぐるなり。棟撓(たわ)むとは、本末弱ければなり。剛すぎて中。巽(そん)にして說󠄁(よろこ)びて行く。往くところ有るによろし。乃(すなは)ち亨る。大過の時、大なるかな。象に曰はく、澤木を滅するは大過。君子以て獨立して懼れず。世をのがれて悶(うれ)ふることなし。九四。棟隆き吉なり。它(た)あれば吝(りん)。象に曰はく、棟隆きの吉は下に撓(たわ)まざるなり。

《原文解釈》

大過は大いに過󠄃ぎることである。

二爻から五爻までの陽爻を棟木と捉え、それを初爻と上爻の両端が支えることが出来ず、撓(たわ)んでいる。

しかし、大事を成し遂げるには勢いが必要である。

四つも陽があるので、大きなことをする機は熟しているといえる。

また、下卦が☴風であり、人々は柔順である。

四爻は高い位置にある棟木である。

人に例えると、高い位にある立派な大臣である。

相性の良い庶民(初爻)に惹(ひ)かれて、下を見ると撓(たわ)んでしまうので、常に高潔な態度で振舞わなければならない。

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